アカイイト SS
少女釘バット伝説

「――何者ですか」
 烏の濡羽色の制服を着たその少女は、桂に向かってそう訊ねた。
「何者だとか、問われても……ただの一般人のつもりですけど……」
「ただの一般人が、こんな時間にこんな場所にいるとでも?」
 経観塚の屋敷の側を流れる河原から、少し奥に入った藪の中で、桂とその少女は向き合っていた。
「わたし、向こうの川原で花火をしていただけで、別に怪しいものなんかじゃ……家も近くですし」
「…………」
「えっと……あなたこそ何者なんですか? そんなものを持ってるなんて、普通の人じゃありませんよね?」
「っ……」
 少女が言葉に詰まる。
「えー、こほん……私は人に仇なす人ならぬものを切ることを生業とする、鬼切部の鬼切り役」
「説明になってないよ」
「微かな鬼の気配を追ってきたところ、そこにあなたがいたというわけです」
「それと、右手に持っているものとの関連は?」
 その質問には答えず、少女は桂と、その側に寄りそう白狐──尾花──を見比べ、こう訊ねた。
「あなたは鬼ではないようですが……もしや、羽様の家の方ですか?」
「あ、うん。わたしは桂。羽藤桂」
「なるほど――これを向けたりなどして申し訳ありませんでした。私は千羽烏月と申します。ところで羽藤さん。最近、あなたの周りで怪しい現象が――」
 言いかけた烏月の言葉を、遠くからの呼び声が遮った。
「桂おねーさーん、どこ行きましたかー!?」
 それが、河原で待たせていた葛の声だということは桂にはすぐに判った。
「こっち、こっちー! こっちにいるよー!」
「桂おねーさん、こっちですかー?」
「……今の声は……」
 烏月が訝しげな顔で訊いた。
「あ、葛ちゃんっていって、うちに泊まっている子です。一緒に花火をしてたんです」
「……葛?」
 その名前を聞いて、烏月はさらに顔をしかめる。だが暗闇の中ということもあって、桂はそのことには気づかなかった。
「はい。『大きい葛と小さい葛どっちがいい?』の――」
「あ……」
 茂みの中から葛が顔を出す。桂の無事な姿に安心したのも束の間、葛は驚きの表情を浮かべたまま固まってしまった。
「葛ちゃん、どうしたの?」
 桂は葛の視線の先を追った。葛の視線の先にはおかしなものは──あった。先程から桂も気にしていた、「それ」だ。
「なんで……こんな……」
 つぶやく葛の瞳に、「それ」が映る。
「葛様。こんな所にいらっしゃったんですね」
 烏月は、桂に取った態度とは明らかに異なった──貴人に対するそれで──葛を呼んだ。
「葛様って……」
 桂は状況が理解できずに、烏月と葛を交互に見交わした。
「烏月さん、なんですか、それ……」
 葛が指さしたそれは、木でできた棒──先端に向けて太くなっているのが特徴だ──に、たくさんの釘が打ち込まれた物だった。──いわゆる、「釘バット」である。
「いや、最近野球に凝ってまして……」
「野球に釘バットは使いません! 維斗の太刀はどうしたんですか?!」
「こ、これでも伏魔処理はしてあるんですよ?」
「維斗は?」
「……すみません。蔵の中で、つっかえ棒替わりになってたので、取れなくて……」
「い、維斗がつっかえ棒って……」
「あれを外すと、蔵の中に積まれたものが一斉に崩壊するようになってたんですよ! あんなもの、取れません」
「明良さん、ですか?」
「おそらく。あのクソ兄貴が……」
「あの、明良さんって?」
「あちらの千羽烏月さんのお兄さんですよ。趣味はピタゴラそうち作り」
「うわあ……」
 それは、さぞかし複雑怪奇な並べ方をしてあるに違いない。
「それはそうと、葛さまはどうしてこんな所に居られるのですか?」
「う、それは……」
「行方不明になられたとは聞いていたのですが。まさかこんな所に居られたとは」
「えっと……とりあえず、三十六計、逃げます!」
「葛ちゃん!?」
「葛さま!?」
 葛は体を翻すと、ものすごい勢いで走り始めた。
「ちょっと待ってよ、葛ちゃんっ! わたしを置いてかないで!」
 葛が走る。桂も走る。
「はあっ、はあっ」
 あと少しで葛に追いつく。その瞬間、葛の姿が桂の視界から消えた。
「へっ?」
 次の瞬間。桂の足元から地面が消えていた。
「え、え、え〜〜〜〜〜〜」
 桂は、自分の体がどこかに落ちていくのを感じていた。

「いたた……」
 桂は目を開けて、周りを見渡した。
 石組みで作られた円筒状の壁には苔やら何やらが鬱蒼とむしていた。下は分厚い落ち葉の層で覆われている。この落ち葉がクッションの役を果たしたのか、さほど大きな怪我はしていないようだった。
 そして、自分の上にはうつ伏せになった葛の体。どうやら、落ちている間に順番が入れ替わったらしい。
「……葛ちゃん、生きてる?」
 へんじがない。ただのしかばねのようだ。
 桂は、人指し指で、そっと葛の膝裏をくすぐるように撫でた。
「ひゃうんっ!?」
「あ、葛ちゃん膝裏が弱いんだ。メモメモ……」
「変なことメモらないでください!」
「いやほら、いざというときに役立ちそうじゃない」
「いざというときってなんですか……」
 葛は体を起こすと、真上を見上げた。円形に切り取られた空には星々が瞬いている。
「まるで、望遠鏡を覗いているみたいだね」
「ここ、枯れ井戸か何かですよね。上まで四、五メートルってところでしょーか。おねーさんの肩にわたしが立っても、全然高さが足りないですよ」
「枯れ井戸から見る星空……これがほんとのカ○イド○ター」
「伏せ字にするんだったら最初っから言わないでくださいよ」
「ううっ、葛ちゃんがいぢめる……」
「はぁ、おねーさんは暢気ですね……」
「じゃあ、出ようか」
「出ようかって、そんな簡単に――」
「うふふ、これなーんだ?」
 桂は、壁沿いに垂れ下がっていた蔦葛を手に取り、ぐいぐいと引っ張った。すると、ブチッ、という軽い音がして、蔦は井戸の中に落ちてきた。
「……蔦ですね」
「うそーっ!!」
 思わずorz、と失意体前屈ポーズを取る桂。「ガーン」という効果音を響かせることも忘れない。
「えーと、つまりこうですか。桂さんは、なんでかここに蔦が生えているのを知っていた。それを伝って登ろうとしたところ、あっさり切れてしまった、と」
「ううう、葛ちゃん、的確な説明ありがとう……」
「というわけで、蜘蛛の糸は切れてしまいました──。さて、どうします? 桂おねーさん」
「どうするって……助けを待つしか無いんじゃないかな」
「こんな所に助けなんて来るとでも?」
「ほ、ほら、千羽さんとか、尾花ちゃんとか──」
「尾花が来たところでどうにもなりませんし、烏月さんがいくら夜目が効くからといってこんな場所に気づくとは──」
「あ、ほら、噂をすれば影だよ」
 桂と葛の耳に、かすかに鈴の音が聞こえた。
「すいませーん! 誰かいますかー! 助けてくださいー!」
 できる限りの大声で外に向かって桂は叫んだ。すると、声に気づいたのか、鈴の音はだんだんと近づいてきた。
「あれ? この音、どこかで……」
 桂の頭の片隅が警告を発する。この鈴の音は――。
 不意に、空が暗くなる。今まで井戸の中に差し込んでいた星明りさえも通さぬ暗闇。その闇の中にぼうっと浮かび上がる、熾火のような赤い光点。
 また、鈴が鳴った。
「ご機嫌よう。贄の血をひく羽藤の末裔」
 今度は本物の鈴ではなく、鈴を転がすような澄んだ声が、狭い縦穴の中に響いた。
 声の主は、井戸の中を見下ろしていた頭をそっと起こした。また光が少しだけ井戸の中に入ってくる。そこにいたのは、可愛らしい声にふさわしい、月に映える白い肌をした女の子。
 赤い光はその子の瞳の色。血色に濡れた、不吉な瞳。
「ふふふ、惨めなものね。このような深い暗い場所に閉じ込められるなんて」
「ううう……」
「ある意味、あなたにふさわしい場所かしら──贄の血に」
 赤い光が強さを増す。
「おねーさん! あの子の目を見ちゃ……」
 だが遅かった。少女の瞳が赤を増すに連れ、桂の瞳から光が失われていく。
「さあ、贄に、っておわぁっ!」
 少女が突然、体を井戸から離した。
「あ、あれ? 葛ちゃん、今、わたし……」
「危なかったですよ。もう少しで鬼に魂を抜かれる所でした。それにしても、いったい──」
 その理由は、上から振ってきた金切り声ですぐに判ることとなった。
「もうっ、そんなもの振り回すなんて危ないじゃないのよ! なに、その、金釘の打ちつけられた、見るからに当たったら痛そうな棒は!?」
「……烏月さんですね」
「……千羽さんだね、たぶん」
 そう、泣く子も黙る釘バット少女、千羽烏月だ!
「鬼の気配が急に強まったと思ったら……やはり」
「なに? あなた、鬼切部か何か?」
「私は鬼切部千羽党、千羽烏月」
「あははっ、鬼切部が聞いて呆れるわ。そんな棒っきれでなにを切るというの?」
「う、で、ですが、過去には、バットで金網を切って猫の檻を作った猛者がいたと聞きます。ならば、この釘バットでも……!」
 よほど悔しかったのか。烏月は涙を両目から滝のように流しながら言った。
「うわ、究○超○あ○る、って、烏月さん、ネタが古いよ!」
「そのネタにしっかり反応している桂おねーさんの趣味がわたしには判りません」
 烏月は釘バットを構え、気合とともにノゾミに向かって振り下ろした。間一髪でそれを避けるノゾミ。
「まったくもう、いいところだったのに──ミカゲ!」
「はい、姉さま」
 ノゾミの影から、音もなく、ノゾミそっくりの姿がもう一つ現れた。
「まずはあの鬼切りをどうにかするわよ」
「どうにかとは」
「どうにかといったらどうにかよっ! それくらい自分で考えなさい!」
「わかりました姉さま」
 二人に増えた鬼に一度は驚いた烏月だったが、すぐに平静を取り戻した。
 釘バットを握り直し、ノゾミの方へと走り出す。
「はっ!!」
 吐き出される闘気に、一瞬、ノゾミの体が固まる。その一瞬で十分だった。
「はあぁっっ!!」
 烏月が釘バットを振りかぶったその瞬間。
「あぶない姉さま」
 ミカゲが横からノゾミを突き飛ばした。
「え、え、え〜〜〜〜〜〜」
 だが、突き飛ばした方向が悪かった。次の瞬間、ノゾミの体は桂たちと同じ井戸へと落ちて行った。

「あ痛たたたた……」
 ノゾミは、したたかに打ちつけた腰をさすりながら顔を上げた。四つの目が自分を覗き込んでいる。
「……なによ」
「え、いや、痛そうだなー、って思って」
「痛いわよ!」
 涙目で桂を睨むノゾミ。だが、いまいち迫力がない。
「しかし、困りましたねー」
「何がよ」
「今の状況ですよ。登る手段がわたし達には無いんですよ」
「そうだ、大声出せば烏月さんが気づいてくれるかも」
「あの鬼切部なら、今頃ミカゲと闘ってるころよ。気づくのは無理じゃないかしら」
「たとえ気づいても、どうしようもないでしょうしね……」
 葛は、一度、ノゾミと桂の頭の上に視線をやった後、井戸の真上を見上げた。
「桂おねーさん、身長どれくらいですか?」
「んーと、157cmだよ」
「で、そちらの鬼さんが──」
「ノゾミよ」
「──ノゾミさんが、140cm強、と言ったところでしょうか。そして、わたしが134cm」
「???」
 桂が、それがどうかしたのか? という顔で葛を見た。
「全員の身長を足すと、4m30cmぐらい。……微妙な高さですけど、挑戦してみる価値はあるかもしれません」
「挑戦?」
「ええ。おねーさんの肩の上にノゾミさんが乗って、その上にわたしが乗れば、上まで届くかもしれません」
「なるほど、さすが葛ちゃん!」
「ただ、おねーさんにはわたしとノゾミさんの二人分の体重を支えてもらわないといけないんですが……」
「う……頑張るよ。二人ともわたしよりちっちゃいしね」
「それとノゾミさん、ここは一つ一時休戦ということでいかがですか? 状況が状況ですし」
「……仕方ないわね」
「じゃあ、決まりですね。桂おねーさん、しゃがんで、壁に手をついてもらえますか?」
「こう?」
「ええ、それで大丈夫です。次に、ノゾミさん、桂おねーさんの肩に足を乗せて同じようにしてもらえますか?」
「わかったわ」
 ノゾミの足が桂の肩に乗る。桂が思っていたのよりずっと体重は軽かった。
「最後に、わたしが……よいしょ、っと」
 葛はゆっくりと桂の肩、ノゾミの背中を伝って、ノゾミの肩の上に乗った。
「いいですか? 桂おねーさん、ゆっくりと立ち上がってください。ゆっくりとですよー」
「う、うん」
 足に力を込めて、桂がゆっくりと立ち上がる。バランスを崩さないよう、慎重に、慎重に。幸い、壁がしっかりとしているので、そちらに体重を預けながら立ち上がればよかったので、運動神経がお世辞にも良くない桂でも、なんとか立ち上がることができた。
「次に、ノゾミさん」
「ええ、いくわよ」
 ゆっくりとノゾミが立ち上がる。
「最後に、わたしが立ち上がって、と……」
 桂の肩に二人分の体重がずっしりとかかる。桂は、上を見て葛に様子を尋ねた。
「葛ちゃん、ど──」
「もうちょっとで、届きそう、なんですけど……桂おねーさん、どうかしましたか?」
「いや、ノゾミちゃん、はいてないんだなー、って」
「ちょ、ちょっと、あなた、どこ見てるのよ!」
 ノゾミは顔を真っ赤にして、桂の顔を蹴ろうとした。だが、不安定な足場でそんな事をするのは自殺行為に等しくて。
 次の瞬間、バランスを崩した三人は、見事に地面に落下していた。
「わあーっ!」
「きゃーっ!」
「いやーっ!」
 落下の衝撃で、底に溜まっていた落ち葉が宙に舞った。
「いたた……もう、桂おねーさん、なにやってるんですか!」
「い、いや、だって見えちゃったんだもん……」
「まったくもう……そんなもの見て、何が楽しいんですか?」
「ごめんなさい……」
「とりあえず、もう一度挑戦してみましょう。なんとか届きそうだったんですよ」
「うん」
 桂はもう一度しゃがみ込んだ。その上にノゾミ、そして葛が乗る。
「よ、い、しょ、っとっとっと……」
「だいじょーぶですか、桂おねーさん?」
「うん。まだ大丈夫…………はい、つぎ、ノゾミちゃんね」
「いいこと、上を見るんじゃないわよっ」
「わかってるよー」
 ギリギリと桂の肩に重みがかかる。
「よっと……届きました!」
 背伸びをしてようやく井戸の縁に葛の指が届いたようだ。
「んんっ……よいしょ、っと……」
 指先に全神経と全体重を預け、葛はその身を持ち上げた。
「や、やっと出れました……うわぁ!」
 井戸の縁から顔を上げた葛の目の前に、こぶし大の石が飛んできた。とっさに首を曲げてそれをかわす。
 石の飛んできた方向を見ると、そこでは烏月ともう一人の鬼──ミカゲといったか──が、死闘を演じているところだった。
 烏月の釘バットがミカゲの胴をなぎ払う。だが、ミカゲはそれを軽くいなし、烏月に対して両手から赤い霧をほとばしらせる。だがその霧も烏月のスイングによって、文字通り霧散させられてしまう。そんな一進一退の攻防が続いていた。
「二人とも、やめてください!!」
 思わず葛は叫んでいた。その叫び声に、烏月とミカゲの動きが止まる。
「二人とも、今はそれどころじゃないでしょう!」
「しかし葛さま、目の前に鬼がいる以上……」
「何もしなければ、私があれに打たれます」
 烏月とミカゲがとっさに反論する。だが、葛はそれを無視して。
「ミカゲさんといいましたね。取引です。今は一時休戦してもらえませんか。あなたの求めている贄の血の持ち主はあの井戸の底です。そして、あなたのお仲間も。このまま井戸の底にいたのでは血を吸うことはできない。しかし、鬼切りがいる以上、井戸の底から二人を拾い上げる余裕は無い。ですから、一時休戦して、二人を救出することを手伝ってもらえませんか?」
「葛さま!」
「烏月さん、すこし落ち着いてください。このままでは埒があかないことは烏月さんにもわかるでしょう?」
「は、はい……」
 ミカゲは少し考え込むような表情をしたが、すぐに
「わかりました。あなたの提案に乗りましょう。私としても姉さまを井戸の底に放っておくわけにはまいりません」
と、葛の考えに乗ることにした。さっき突き落としたのは貴様だろう、というツッコミを烏月は必死で堪えていたが。

 葛たちが、太くて丈夫な蔦を見つけて、それを使って桂もノゾミも外に出ることができた。
「ふぅ、助かったよお〜」
「まったく。遅いわよ、ミカゲ!」
「すみません、姉さま」
 皆が集まって一息ついたところで、葛がノゾミとミカゲに向けて話し始めた。
「さて、これから、どうします? ……まだ、やりますか?」
「今日のところはもういいわ。なんか気が抜けてしまったわ」
「姉さま……」
「いいじゃない。時間はまだあるのよ」
「そうですが……」
「行くわよ、ミカゲ。では、ごきげんよう………」
「…………」
 そんな挨拶とともに、二人の鬼の姿は闇の中へと消えて行った。
「ふぅ……」
 桂が大きな息を吐く。
「とりあえず、大丈夫みたいですね」
「よかったよ〜、血を吸われないで」
 そう言いながら、桂は地面にへたり込んだ。その瞬間。
「と見せかけて!」
「贄の血はいただきます」
 桂のほぼ真上から、声が響いた。声と同時に飛び掛かってくる二つの影。
「烏月さん!」
 葛が烏月の名前を叫ぶ。
 烏月はバットを構えると、飛び掛かってくる双子の鬼の一人に向けて、バットを思い切り叩きつけた。
「葬らん!!」
 ぐべし。
 烏月の振り放った一撃に撃墜された鬼は、そのまま軌道を変え、もう一人の鬼に見事に命中した。
 二人の鬼は折り重なるように吹き飛び、周囲に生えていた木々にぶつかった。その衝撃で、木の根元で寝ていたイノシシが目を覚ました。突然のことに驚いたイノシシは正面に向けて走り出し、そこにいた双子の鬼を撥ね飛ばした。イノシシに蹴られた鬼たちは再び宙を舞い、落下地点にあった枯れ井戸へと落ちて行った。
「見たか! ピタゴラ装置打法!」
「いやー、すごいですねー、何だかんだいってやっぱり兄妹ですねー」
「うんうん。血は争えないって本当だねー」
「しまったー!!」
 思わずorz、と失意体前屈ポーズになる烏月であった。

- fin -

あとがき


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